少し前から食欲と元気がなくなってきた「ソラン」。
食事を全部手作りにし、だましだまし過ごしてきた。
それでもとぼとぼ歩けたし、排せつもできていた。
このままいけば大丈夫かなぁ?
と思っていたけれど、今日、とうとう食事を受け付けなくなり、水も飲まない。
便も尿も全くでない。小刻みに震えながら寝ているのみ。
こりゃ、まずい!
ショップを少し早めに切り上げて、車で病院へ。
「腎不全です。いつ死んでもおかしくないレベル。人間なら人工透析ですね。」
数値は相当高く、すい臓もわるく貧血もあるらしい。
いろいろな選択肢を先生から提示され、一番治る確率の高い入院を選んできた。
それでも治る保証はなく、入院中に最悪の事態もあるという。
15歳という年齢から、いつお別れしてもいいと思っていたけれど、
いざとなったら、すこしでもながく一緒にいたいと思うのは、人間のエゴだろうか?
ソランは、大好きだったばあばのそばにいきたいのかもしれない。
いろいろ悩みながら夕飯をいただく私の足元に、動く物がないのは、すごく寂しい。
ソラン、あなたはもっと寂しいよね。ごめんね。