ライナスがご飯を拒否して2日目。
大好きなチーズにも見向きしない。
昨日のイベント中も、夜中もずーっと吼えている。
「おかしい! ヘルニアでこんなになるの?」
ショップ終了後、車でいつもの病院へ。
ライナスを抱っこしてびっくり。「軽きに泣きて、3歩あゆまず。」
ずいぶん痩せたね。
5回目の診察は、いつもと違う先生。
「また血液検査とレントゲン採りましょう。」
しばらくして先生から出た言葉。
「入院してもいいですが、容態が急変した場合・・・」
「先生、重篤ということですか?」
椎間板ヘルニアの診断を受けて1ヶ月、なんと別の病気があったらしい。
肺と胃にへんなかげがあり、肝臓もおかしい、という。
そうか。それで苦しくて吼えていたんだ・・・。
「鈴木さん、だいじょうぶですか?」
急な告知に先生が、声をかけてくださる。
「大丈夫です。ありがとうございます。」
半世紀以上生きていると、たいがいの事では驚かない。
脱水もあり、点滴をうけたライナスと帰る夜道は、
なんだかにじんでしょうがなかった。