「ココチャンはどこにいるの?」
昨日母にお線香をあげに、以前開催していた寺子屋の先生と生徒のお母さまがみえました。
弔問にいらしてくださった多くの方が、同じことを質問されます。
昨年夏にココがうちにきて、間もなく母が入院。
入院中に生後2か月でおぼえたミッキーマウスマーチ。
母が退院後、なぜか母が大好きで、放鳥すると必ず母のそばに。
母もココが大好きで、ふたりでよく合唱をしては笑っていました。
そんな姿を見て、本当にココが来てくれてよかった、と何度思ったことでしょう。
ぴよが短命だった分、ココにはずっとそばにいてほしい、大事にしよう、と。
11月末でした。
夕飯後、私がついうとうと居眠りをし目を離したすきに、ココを事故で死なせてしまいました。
「自分のせいで・・・。」
自責の念にさいなまれ、しばらくは庭に来る小鳥にも目を伏せていました。
「鳥好きを豪語しているくせに、私には鳥を飼う資格がないのでは。」
そのころから、母の容態も悪くなってきて、私の気持ちは底の底にありました。
「動物は使命があってその家に来る。その使命が達成すると去っていく。」
幼いころから何十匹と、いろいろな動物を飼ってきて私が身をもって感じていたことでした。
ココの指名はなんだったのか?
ココの指名を考え、それがわかってから初めてココを天国へと見送ることができました。
「明美さん、動物は長さではないです。濃さです。ココちゃんは、濃かった。」と寺子屋の先生。
今頃は、母と二人で仲良く歌を歌っていることでしょう。
「ココ、うちにきてくれてありがとう! ばあばをよろしくね!」